ワキガでもいいことたくさんある

中程度のワキガ持ち男です。ワキガ体験談では悩みが多いですが、ワキガ持ちでも楽しく日々を過ごすことができます。お勧めデオドラントやワキガのメカニズム、体験談をつらつらと書いていきます!

ワキガのメカニズム

ワキガの原因はアポクリン汗腺と雑菌だけでなく皮脂腺とエクリン汗腺も一役買っていた!

2016/04/25

 

体臭には遺伝によるものや、食生活や生活習慣などにより染み付いた民族臭、人間は様々な体臭を発しています。

更にこれらの臭いが混ざって独特の臭いを放つわけですが、他人に不快感を与えて人間関係にヒビが入ることがあります。その一番の問題である臭いがワキガであり、周囲の人間はもちろん、自分自身でも認識できるのもまた悩ましいところです。

病気による一時的な体臭であれば病気を治すことで解決できます。民族臭については、同じ民族内であれば匂いを感じることはありません。外国に行った時に臭う独特な臭いは民族臭ですね。外国に一定期間滞在していれば、鼻が慣れてきて敏感に感じることはなくなります。

外国に行くと独特の臭いが鼻をつく 民族臭は食習慣から

 

生理的な臭いであるワキガ、加齢臭、口臭についても少しの努力で臭いを抑えることができます。歯磨きをしたり、こまめにシャワー、入浴し清潔を保つことで他人に不快感を与えない程度の匂いにすることができます。

しかし、アポクリン汗腺が原因であるワキガ臭を抑えるのは少々手こずります。

我々ワキガ持ちは体臭の薄い日本人社会では完全なマイノリティであり、少し汗臭い、加齢臭を漂わせただけで要注意人物扱いされてしまいます。ワキガだったら・・・それはそれはひやひやモノです。

いくら臭いを弱めようと思っても生まれ持った臭いなので、根本的な解決がとてもむずかしいのです。

清潔にすることで防止できるのであればさしたる問題ではないものの、それは弱いワキガの人であり、中程度以上になるとデオドラントなどを使用してようやく抑えられるレベルです。重度のワキガの方を含め、完全に治療するためには外科手術によって除去するしかありません。

 

著作者:A.rrajani

著作者:A.rrajani

脇の下が臭うのはアポクリン汗腺が原因
ワキガの臭いがどこから出てくるのか?
それは脇の下に集中しているアポクリン汗腺からの分泌物が、皮膚にある様々な雑菌と混じりあって強烈な悪臭を放つためです。

アポクリン汗腺だけでなく、エクリン汗腺から流出した汗がアポクリン汗と交じり合い臭いを拡散、皮脂腺からの分泌液もワキガの要因を作る一部とされています。

アポクリン汗腺とは?
人間の汗にはアポクリン汗とエクリン汗の二種類がある。

皮膚の比較的浅いところにあり、直接皮膚表面に開口している汗腺がエクリン汗腺で、肉眼では見えないくらいの汗腺なので小汗腺とも呼ばれています。

アポクリン汗腺は皮膚の深部に毛に付属するような形で存在し、汗の排出器官は毛穴に向かって開いています。エクリン汗腺のおよそ10倍の大きさがあり大汗腺とも呼ばれています。

 

2種類の汗腺の性質と成分は全く違います。

「一般的な汗」というのはエクリン汗を指します。

エクリン汗腺は唇を除くほぼ全身に分布していて気温や体温が上がった時に、大量の汗をかくことによって全身の温度調整を行います。その成分はほぼ水に近く、一部老廃物や塩分、尿素を含む以外は99%が水分です。

片や、アポクリン汗腺はうす黄色い粘り気のある汗で、少量しか分泌されません。成分は脂質、鉄、色素などです。ワキガの人のなかには、臭いだけでなく衣服に黄色い染みが付いてしまうことがあります。洗濯をしてもなかなか落とすことが出来ず、臭い以上にやっかいであると悩んでいる人もいます。

ワキの下の黄色い染みの元凶はアポクリン汗腺です。

アポクリン汗腺の分布場所

  •  ワキの下
  • 生殖器の周辺
  • 乳首の周辺
  • 耳の穴
  • まぶた
  • 唇を含む口の周辺

これらの場所に共通するのは毛が生えていることです。
毛のないところにアポクリン汗腺はできません。しかも、一番毛の多い部分である頭にはアポクリン汗腺はありません。人間と猿を除くほとんどの哺乳類では、アポクリン汗腺の方がエクリン汗腺よりも数が多く、全身に広く分布しています。

これは異性を惹きつけるためのフェロモンの役割を果たしており、悪臭というよりも動物にとっては芳香剤なのです。

人間の場合も、太古の昔にはアポクリン汗腺のワキガ臭がフェロモンの役割を果たしていました。

人間が進化する過程で生殖活動が嗅覚を中心とするものではなく、視覚が中心となるにつれてアポクリン汗腺も段々と退化していきました。人間の体毛も進化とともに減少し、これもアポクリン汗腺の退化につながったと考えられています。

 

現在ではアポクリン汗腺は身体の一部にとどまりましたが、臭いを製造する働きは変わらず活動中です。

アポクリン汗腺は臭いを製造する場所ではありますが、アポクリン汗腺自体はほとんど臭いを発していません。ではあのような臭いを発してしまうのは何故なのか。

分泌直後のアポクリン汗は無菌、無臭だが2時間放置すると臭いを発する。体外に排出されて雑菌、細菌と混ざり合うと異臭を発生し、これがワキガ臭となるのです。

 

アポクリン汗腺のそばに皮脂腺も存在しています。
皮脂腺の分泌物は混じりあった状態で分泌されてきます。これも脂肪分解酵素や細菌によって分解されると悪臭を放ちます。アポクリン汗腺の無い頭皮や足が強烈な臭いを放つことがありますが、その原因は皮脂腺にもあるのです。

ワキガ体質の人はアポクリン汗腺だけでなく、皮脂腺も大きく発達していて皮脂量も多いのです。

エクリン汗腺の働きもワキガの臭いを拡散させている。

ワキガはアポクリン汗腺と雑菌、皮脂が混ざり合うことで発生することが分かりましたが、ほぼ無臭と思われているエクリン汗腺もワキガに一役買っているのです。

アポクリン汗腺だけなら、排出された後すぐに乾燥して固形物になってしまいます。しかし、ほぼ水分であるエクリン汗腺がこれを薄めて細菌を繁殖、拡散させまた臭いをより一層広めているのです。

ワキガの主役としてはアポクリン汗腺、細菌がワキガ臭を引き起こし、それを拡散させるのがエクリン汗ということになります。

また、男性の場合でしたら脇毛を生やしているでしょうし、さらに細菌を増殖させ、人間がまだ類人猿だった頃は、脇毛はワキガをより遠くに飛ばすように生えてきたのではないかと考えられています。

 

わきの下の皮膚の状態

  • 脇の下はアポクリン汗腺、皮脂腺、エクリン汗腺の3つが共存している
  • 腕と身体に挟まれており、汗を書きやす上に蒸発しにくく、雑菌が繁殖しやすい。常に湿っている。
  • 精神状態によって汗をかきやすい。緊張した時など。

ワキガが発生しやすい好条件が整っています。
アポクリン汗腺が集中している場所でも脇の下が一番臭いのは、上記の理由があるためでしょう。

ワキガの大元はアポクリン汗腺である。
結局はここから発生する汗を抑え、雑菌の繁殖を抑えるためのケアが必要になるのですね。


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